インテリア文化研究所 世界のインテリアトレンド予測パート2を発表
2020.02.09インテリア文化研究所(ICI)の本田代表は、欧州インテリアトレンド・セミナーを2月下旬に東京、大阪、福岡の3会場で開催するが、それに先立ち、世界の商品別インテリアトレンド予測のパート2を発表した。
本田代表は「昨年のドイツ壁紙市場は前年比で数量が▲10%、金額が▲5%であった。一昨年も数量で▲10%であっただけに、2年連続の二桁マイナスは相当に深刻で、大手壁紙メーカーが倒産」と述べている。その原因として「1点目は政治・経済の混乱、2点目はロシアへの輸出が激減、3点目は張替の際に廃棄物の出ないペンキ塗装が人気、4点目はカーテンウォールの拡大など建築様式の変化で壁紙需要がシュリンク」と指摘した。続けて本田代表は「ドイツ壁紙業界は、深刻な市況を少しでも克服するために安値志向ではなく、自然素材をミックスした高級品やデジタルプリント壁紙に注力している」と述べている。またウインドウトリートメント市場については「ロールスクリーンやシェードなどメカ物は横ばいだが、目付量の大きいカーテンはサスティナブルというエコ思想の拡大で減少している」と述べている。
最後にカーペット市場は「搬入などに手間のかかるロールカーペットが減少し、タイルカーペットが伸びている」と総括している。
これらの詳細と不況脱出策を2月下旬のICIトレンドセミナーで解説するので、希望者は申込んで頂きたいと述べている。
■ICI欧州トレンドセミナーの概要
【東京会場】
日時:2月18日(火) 13:30~17:00
会場:サンゲツ東京ショールーム
講師:本田榮二氏、高田真由美氏、安藤眞代氏
参加費:一般5000円/人、フリーランスIC3000円/人
■申し込み・問い合わせ先
TEL:042-486-7972/FAX:042-486-7973(インテリア文化研究所)
メール:e-honda@wine.ocn.ne.jp
インテリア文化研究所のホームページ
https://interior-culture.jimdo.com