ルノン(株)は、商業施設・医療施設・高齢者施設など各種施設向けの壁紙見本帳「厚みのある不燃認定壁紙(2023-2025)」を、このほど新発売した。
同見本帳は、収録全点を施工性と仕上がりの良い、厚みのある不燃認定壁紙に限定してセレクトしたベーシックな見本帳で、「スタンダード」「空気を洗う壁紙 クラフトライン」「パターン」「抗ウイルス壁紙」の4カテゴリで展開している。
「スタンダード」は不燃認定壁紙の中でも特にスタンダードな織物調や石目調の壁紙をセレクト、通路、階段などのパブリックスペースから、居室やスタッフルームなどのプライベートゾーンまで、オールラウンドに活用できる。
また「空気を洗う壁紙 クラフトライン」は人気の同シリーズの中からベースやアクセントに使いやすい壁紙をセレクト、「パターン」では高輝度ラメを使ったラグジュアリーなムードを醸し出す壁紙や、肉厚感のある重厚なレザー調の壁紙、アッシュやオーク柄の木目調の壁紙を厳選した。
ルノンのホームページ
(一社)日本壁装協会は、フリース壁紙の業界統一規格として制定した「ワコアフリース」の概要と今後の展望を説明する会員企業向け「ワコアフリースWEB説明会」を、12月20日(火)にオンラインにて開催した。
フリース壁紙とは、パルプとポリエステル等の合成繊維を混合した不職布を用いた壁紙で、一般的な塩ビ壁紙と比較して寸法安定性に優れる他、裏打ち紙をほぼ残さず剥がせるという主に2つの特性を有している。一方、世界各国にはさまざまなフリース壁紙が存在し、寸法安定性や剥がしやすさに劣るものも見受けられる。
日本壁装協会では、日本国内で販売されるフリース壁紙が、この2つの特性について一定水準以上であることを示すため「ワコアフリース規格」を制定、同規格に適合し日本壁装協会に登録したフリース壁紙を「ワコアフリース壁紙」、接着剤を「ワコアフリース接着剤」と呼称することとした。それら製品には「ワコアフリースマーク」を表示することができる。
ちなみに具体的な基準とは、寸法安定性は接着剤塗布後の幅方向の伸びが0.5%以下(一般的な塩ビ壁紙は1%程度)、剥がしやすさについては基準接着剤で貼って剥がすを2回繰り返しても裏打ち紙がほとんど残らない状態。
「ワコアフリースWEB説明会」では、以上のような「ワコアフリース規格」制定の経緯や「ワコアフリース壁紙」「ワコアフリース接着剤」の基準を解説、さらに今後の展望として壁紙の貼替え工事の効率化、下地を傷めないため住宅の資産価値が維持できる点、剥離性が高いため分別回収が容易で再資源化につながるといった環境配慮面などを示した。
また日本壁装協会は、「ワコアフリース」普及に向けて、フリース壁紙の特徴をまとめた動画「紹介編」(6分)と施工方法などをまとめた動画「施工編」(5分)の2本を制作、同説明会ではその動画も紹介した。動画は「ワコアフリース」専用サイトから視聴可能である。
今後、日本壁装協会では、会員企業とともに2本の動画(「紹介編」「施工編」)を積極的にPRし、「ワコアフリース」の認知度向上を目指していく。
「ワコアフリース」専用サイト
https://www.wacoa.jp/wacoa_vlies/
日本壁装協会のホームページ
(株)サンゲツは、12月15日(木)、壁紙デザインコンペティション「第6回サンゲツ壁紙デザインアワード」の最終プレゼンテーション審査、および受賞作品の決定と表彰式を行った。
「サンゲツ壁紙デザインアワード」は、同社のブランド理念『Joy of Design』をテーマとして、2017年から毎年開催しているデザインコンペティション。第6回目の今回は320作品が応募、その中からファイナリストに選ばれた12組のファイナリストたちによる最終プレゼンテーションを経て審査し、受賞作品を決定した。
あいさつで審査員長でもあるサンゲツ安田社長は、「第6回目となる壁紙デザインアワードは、当社のブランド理念である『Joy of Design』というテーマを掲げ、デザインする喜び、デザインする楽しみを大事にする会社でありたいという思いを込めて開催してきました。普段仕事をしていると、デザインとは何か、デザインをどのように活かすのか、悩むところでもあります。私自身会社を強くするのはデザインだと思っています。デザインを大事にして会社を成長させ、社会に戻していく。そのような意味での活動の1つとしてこのデザインアワードを位置づけています。今後ともこのデザインアワードを広げていきたいと思っています」と語った。
サンゲツのホームページ
立川ブラインド工業は、ヨコ型ブラインドで展開しているスラット「グロスレス遮熱」を、タテ型ブラインド「バーチカルブラインド」にもラインナップ、来年2月1日(水)に新発売する。
「グロスレス遮熱」は、遮熱の機能に加えて、新たに採用した塗料・塗装方法により、スラット(羽根)表面のグロス(ツヤ・光沢)をなくし、眩しさを感じる強い反射・ぎらつきを抑制するもの。光を拡散して室内に取り込むことで、心地よい明るさの室内環境を実現できるため、日射しの強い南面・東西面の窓や、屋外の景色を取り込みたい会議室や待合室にも最適である。また、機能面だけでなく、マットな質感も意匠面で高く評価されている。
今回、ヨコ型ブラインドで展開しているスラット「グロスレス遮熱」を、タテ型ブラインド「バーチカルブラインド」にも展開し、カーボンニュートラルやZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の実現を求められる昨今の非住宅市場で、遮熱機能への対応をさらに強化する。
スラットカラーは、オフィスなどでニーズの高いホワイト、グレー系を中心に、ヨコ型ブラインドと共通の4色(ホワイト、アイスグレー、サンドグレー、ブロンズブラック)を展開する。
また人気のスラット「ミント」や「ティンバル」などで新たに「抗菌SIAAマーク」を取得し、スラットバリエーションを拡充する。
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(公社)インテリア産業協会は、インテリアコーディネーター資格試験・一次試験の実施方法について、2023年度よりマークシート方式からCBT方式に変更する。
同試験では、これまで毎年定められた試験日に、全国9地域に設置した会場で一斉に実施してきたが、昨今の気象災害の激甚化や新型コロナウイルス感染症などの新しい脅威のもとでは、従来どおりに試験が実施できない事態も想定される。そこで同協会では検討を重ねた結果、2023年度の試験(一次試験)より「CBT(Computer Based Testing)方式」での実施に移行することを決定した。
CBT方式とは、試験会場での全国一斉実施ではなく、受験期間中に全国各地に設置されたテストセンターにあるパソコンで受験するというもの。受験期間は9月中旬から10月中旬の約1か月間を予定し、その期間中に1回のみ受験することが可能となる。
CBT方式への移行にともない、一次試験の試験時間を従来の160分から120分に短縮し、時間短縮に合わせて出題数を従来の50問から36問に削減する。試験出題範囲や審査基準に変更はない。また一次試験会場数は大幅に増加するため受験者にとっては、受験機会の増加、や利便性の向上が期待できる。
なお二次試験は従来どおりの形式で実施する。
インテリア産業協会のホームページ