立川ブラインド工業(株)は、タテ型ブラインドのスタイリッシュさとカーテンのやさしい雰囲気を併せ持ち、採光と眺望を自由にコントロールできる調光タテ型ブラインド「エアレ」を、2月26日(月)に新発売する。
調光ができるファブリック製品は、昨今多様化している住宅ニーズの中で需要が拡大傾向にある。英語の「AIR(エア)」をもとに命名された「エアレ」は、その市場ニーズを捉えた、採光と眺望、出入りを自在にコントロールでき、高い機能性と安全性を兼ね備えた調光できるファブリック製品である。
「エアレ」の特徴は、カーテンのような柔らかさと、タテ型ブラインドのスッキリとしたデザインのいいとこどりを実現した点。採光時にはU字状にウェーブした生地がカーテンのような柔らかさと立体感を演出し、全閉時はファブリックの質感を残しながらも、タテ型ブラインド特有のスッキリとした姿となる。さらに生地をバトンで回転させるだけで採光状態と全閉状態を作り出すことができるため、カーテンのように開け閉めをする手間が省けることから機能面においても優れている。
また「エアレ」は、1つひとつの生地が分かれているタテ型ブラインドのため、採光時でも全閉時でもブラインドを開けることなく、まるでカーテンをすり抜けるようにどこからでも自由に出入りすることが可能で、さらに外からの遮蔽性を維持したまま出入りすることができるため、視線対策にも適している。
操作方法は、簡単な操作で安全性の高い「バトン操作」、操作性の高い「バトン・コード操作」、大開口の窓に便利な「コード操作」の3種類が。生地ラインナップは2柄8アイテム(全防炎・ウォッシャブル)。
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日本カーペット工業組合では、カーペットが安心・安全な床材であることのPR強化につとめてきたが、その活動が実り、このほど日本小児アレルギー学会発行「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン」に掲載の「喘息症状などを引き起こすダニアレルゲンの回避策としてじゅうたん、 カーペットは敷かない」という表現が最新版(2023年11月発行)で削除された。
この表現については、一部メディアがダニ対策やアレルギー問題を報じる際に利用する場合があり、「カーペットはダニアレルギーの原因だ」などの誤ったイメージが形成される要因の1つになったと推測されていた。そのため、日本カーペット工業組合は同学会に対し、当該表現を削除するよう求めてきた。それが実現した形である。
削除された表現に代わって入ったのが「床の掃除機がけは少なくとも3日に1回は丁寧に実行」。床の種類にはフローリングや畳、カーペットなどさまざまなものがあるが、今回の削除・変更はアレルゲン対策として特定の床材を排除する必要はなく、どのような床材であっても「掃除」が重要ということを表しているものと思わる。
今後、医師から患者に対して「カーペットを剥がしなさい」というような従来のガイドラインに基づいた指示はなくなっていくものと期待される。
なお米国の喘息ガイドラインにも同じような表現(「カーペットは硬質床材に取り替えるべき」)はあったが、2020年に削除されている。
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壁紙メーカー・(株)デコリア(本社・神奈川県小田原市)がデザイン企画した壁紙「どうぶつたちのかくれんぼ」(サンゲツ見本帳「2022-2025 FAITH」収録/品番:TH32957)が、「神奈川なでしこブランド2024」に認定された。
神奈川県では、女性活躍を推進するために県内の企業や団体から、女性が開発に貢献した商品を募集し、優れたものを「神奈川なでしこブランド」として認定している。9回目となる今回は、神奈川県下から70点の応募があり、そのうち17点が認定された。デコリアでは黒板壁紙(2018年)に次ぐ2点目の認定商品。
今回認定された「みつけてみよう!どうぶつたちのかくれんぼ」は、待ち時間をデザインすることをコンセプトに、「病院の待合室で不安な気持ちを抱く子どもたちを壁紙のデザインで楽しく和ませたい!」という女性ならではの視点とアイデアで開発した商品。子どもの好奇心や想像力をはぐくむ壁紙として、さまざまな仕掛けとアイデアが詰まっていることが評価された。
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ヤヨイ化学工業(株)は、このほど新規事業として自社の環境を活用して農作物を育てる「YAYOI NŌKŌ PROJECT (ヤヨイ農工プロジェクト)」を発足、第1弾としてファーム事業をスタートする。
「YAYOI NŌKŌ PROJECT」は、(1)ファーム事業、(2)エリア再生事業、(3)雇用促進事業の3つの柱からなる新規事業。ファーム事業では、完全閉鎖型の制御された環境による水耕栽培法での果物・野菜作りを行う。工業製品で培った、同じものを同じ品質で作る品質管理技術を応用し、高付加価値の果物・野菜の栽培を中心とした事業を目指。エリア再生事業では、ファーム事業の水耕栽培技術を用い、新しい視点から耕作放棄地や公共施設等、地域に眠る既存資産の再活性化、雇用促進事業は、ファーム事業およびエリア再生事業就労による、持続可能型雇用の創出を行う。
第1弾としてスタートするファーム事業の最初に取り組む農作物は水耕栽培メロン。射水工場施設内に水耕栽培パイロット設備を建設し、メロンや葉物野菜の栽培を研究する。住宅用の接着剤や床施工製品、糊付機械などの開発で培った技術力や植物由来原料を扱ってきたノウハウを生かし、栽培技術の最適化を図るための実証実験を進め、2025年までに独自技術によるメロンや葉物野菜の岩盤栽培技術の確立を目指す。
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(株)ニチベイは、ECHONET Lite規格に準拠した電動商品向けの専用デバイス「ELアダプター」を、2月1日(木)新発売した。これにより、近年需要が高まっているHEMS対応のスマートハウスにニチベイの電動商品が対応可能となる。
昨今、政府が普及を後押ししている住宅のZEH化にともない、HEMSと窓まわり電動商品との連携を望む声が増加している。これらのニーズに対応すべくさまざまなメーカーのIoT 家電や住宅設備、創エネ・畜エネ設備を制御する通信規格「ECHONET Lite規格」に準拠した専用デバイス「ELアダプター」を発売した。
HEMSと連動することで、エアコンや照明器具など家電商品とまとめて操作ができるようになり省エネに貢献できる他、外出先からスマートフォン等で操作が可能となり、ブラインドの閉め忘れや帰宅が遅くなっても対応できる。また「ELアダプター」は無線接続のため配線不要で接続も簡単にできる(E Lアダプターと商品本体、複数台の商品本体間は有線接続)。
対応商品はよこ型ブラインド「セレーノフィット25 電動タイプ マルチ仕様」、木製ブラインド「クレール50 電動タイプ マルチIR 仕様」、ロールスクリーン「ソフィー 電動タイプ サイレント電動式 マルチIR 仕様」、プリーツスクリーン「もなみ・もなみグランツ シングルスタイル 電動式マルチIR 仕様」、ハニカムスクリーン「レフィーナ25・45 標準タイプ/サーモブロックタイプシングルスタイル 電動式 マルチIR 仕様」。参考価格は5万7600円/台。
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