(株)トミタは、フランスの老舗ファブリックスブランド「ルリエーブル」の新作コレクション「RÉSONANCE(レゾナンス)」、およびジャン・ポールゴルチエとのコラボコレクション「AUTOUR DU MONDE(オートゥールドュモンド)」の取り扱いを開始する。
1914年にフランスで設立された「ルリエーブル」は、時代を読み取り常に新鮮なデザインと素材を追求、シルクのランパス織、ジャカード織、鮮やかな色彩のプリント、また早い時期から難燃素材シリーズも発表し続けている。
新作コレクション「RÉSONANCE」は、一時的な流行に捕らわれず、時代に流されないタイムレスなデザインを、フランスの伝統技法とさまざまな素材で具現化したコレクション。「SCULPTURE(スカルプチュール)」ではイカット柄が現代風にアレンジ、抽象画からインスパイアされた「ABSTRACT(アブストラクト)」はリサイクルコットン&ポリエステルで織られたジャカード生地となっている。
一方の「AUTOUR DU MONDE」は、ゴルチエが旅したお気に入りの場所からインスパイアされた華やかなコレクション。「DUBLIN(ドゥブラン)」はポリプロピレン100%、コントラクトユース可能なマーティンデールテスト40,000回をパスした屋内外で使用可能なジャカードファブリック、「CONSTRUCTIVISME(コンストラクティヴィズム)」はミッドセンチュリーロシアの芸術活動時代からインスパイアされたデザインで、ペットボトルを原料とする再生ポリエステル100%素材となっている。
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リンテックサインシステム(株)とエプソン販売(株)は、最新のデジタルプリントインテリアの情報を発信する共同イベント「エプソン プリンテリアフェア2022」を、7月6日(水)に「エプソンクリエイティブスクエア赤坂」にて開催する。
会場となる「エプソンクリエイティブスクエア赤坂」は、2022年3月にオープンした最新のショールームで、イベントでは最新鋭のデジタルプリント機器の説明のほか、ファッションデザイナーの鷺森アグリ氏、エルクリーエションの高田真由美氏、デジタルプリント壁紙施工のパイオニアである君和田重則氏を講師に迎えた講演も行われるなど、デジタルプリント関連の最新情報が集結する。
イベントは午前(10時~12時30分)、午後(14時~16時30分)の2部制。参加には事前申込が必要。定員は各回25名(1社3名まで)。参加費無料。
■イベント内容
(1)海外インテリアの最新トレンド/ライフスタイルの変化に伴うインテリアの動向(40分)
講師:高田真由美氏(エルクリエーション(株)代表)
(2)自然をインストールする/サステナブルな装飾の世界(40分)
講師:鷺森アグリ氏(ファッションデザイナー)
(3)職人が分かりやすい壁紙の作り方/施工実演あり!どうやって簡単に分かりやすく作れるか?(40分)
講師:君和田重則氏((株)K3/COO)
(4)エプソンの最新機種とショールームツアー/最新ショールームツアーとエプソン最新機種(30分)
講師:片山敦氏(エプソン販売(株))
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(株)サンゲツは、壁紙新見本帳「2022-2024 リザーブ 1000」の発刊にあわせて、6月28日(火)~29日(水)の期間で、プロユーザー向けオンラインセミナー「照明でインテリアをランクアップ! ―壁紙を魅力的に見せるライティング術―」を開催する。
同セミナーは2部制のプログラム。第1部(約40分)では、新リザーブに収録されている、壁紙コレクション「Play with Lighting」でコラボレーションした照明デザイナーの岡安泉氏が登壇し、住宅の壁紙選びのヒントとなるような光と壁紙の関係性について、実演を交えて解説する。第2部(約20分)では、新リザーブの商品開発担当者から、新商品を中心におすすめの商品を紹介する。
セミナーの視聴には事前登録が必要となる。
■オンラインセミナー配信日時
(1)6月28日(火)13:30~14:30
(2)6月28日(火)16:00~17:00
(3)6月29日(水)10:00~11:00
「照明でインテリアをランクアップ!」申込フォーム
https://v2.nex-pro.com/campaign/42359/apply
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メガソフト(株)は、3DCGでイメージを確認しながらインテリアプランニングができ、レンダリング不要の光沢表現で映えるインテリアパースが手軽に描ける「3DインテリアデザイナーNeo10」を、6月7日(火)に新発売した。
「3DインテリアデザイナーNeo」シリーズは、IC、インテリデザイナーなど、住宅・店舗のインテリアを手掛けるプロやメーカー向けに、2011年7月より販売している人気製品。メガソフトの「3DマイホームデザイナーPRO」をベースに、折り上げ天井、床段差、カーテン作成、ニッチ・トリム作成機能などインテリアデザイン向けの機能を追加しており、操作画面に配置された部屋、建具をマウスで並べて空間を作成、立体化して、実在メーカー製品を含む3D素材(家具・住宅設備・照明・壁材・床材・小物類など)をドラッグで配置し、インテリアプランを作成。操作画面上で様々な角度から確認でき、作成したインテリアイメージを高画質パース(レンダリング画像)、360度パノラマ画像、ルームツアー動画(ウォークスルー動画)に出力できるほか、「イエクラウド」(3Dデータ共有アプリ)、「メガソフトVRソリューション」(別製品)でも閲覧できることなどが特徴である。
今回発表された「3DインテリアデザイナーNeo10」には、インテリアパースをレンダリングの時間や手間なく光沢感を表現できる「光沢補正」機能や、パース全体の明るさを3段階に調整できる「明るさ補正」機能を搭載、打ち合わせ中のお客を待たせることなくパースが作成できるようになった。また、インテリアプランニングにじっくり取り組めるように躯体を手早く作成する機能や、これまで手数がかかっていたガラスブロック窓を作成する・テクスチャを任意の角度で貼る・既存の家具や住宅設備パーツを反転するなど、インテリアパースの作成に有用な機能も多数追加搭載している。
なお、6月28日(火)10時30分から、ICA関西の主催で「朝から学び、昼から活用 3DインテリアデザイナーNeo10」操作セミナー」が、大阪・本町のサンゲツ関西支社にてされる。詳しくは下記から。
「3DインテリアデザイナーNeo10」製品情報ページ
今年5月20日以降、「壁紙施工用でん粉系接着剤」の生産・出荷が、原料の一部である「硝酸」の供給不安により滞る事態が発生、壁紙職人の間で不安が広がり、一部で買い占めが行われるなど令和版「のり騒動」ともいえる状態となっている。そうした中、壁紙施工用接着剤メーカー最大手のヤヨイ化学販売㈱(二口真社長)は、従来どおりの供給体制を確保しつつ、問題となっている硝酸を使用しない、でん粉系接着剤「ピュアラ」と「ダイレクトPRO」への代替え使用を訴えている。
「壁紙施工用でん粉系接着剤」において硝酸は中和剤の役割を果たしている。苛性ソーダで製造される接着剤は、当初アルカリ性の性質を帯びるが、硝酸によってそれを中和させるわけだ。
この硝酸は、これまで国内主要メーカー2社から供給されてきたが、4月下旬にそのうちの1社の製造設備が故障、復旧に遅れが生じている。さらに残りの1社についても製造設備の定期修理中のため、日本国内で硝酸の供給が極端に滞っているのだ。故障している製造設備の復旧は7月上旬が見込まれているが、硝酸は自動車や半導体などさまざまな産業に使用される重要な原料のため、すぐにでん粉糊用に供給されるのかどうか見通しがつかない状況という。
ヤヨイ化学販売では、急遽海外から硝酸を調達し、従来の生産量分の硝酸を確保済だが、「のり騒動」のようなパニック状態の中で大量発注や買い占めが発生していることから、平常時以上の注文が殺到するなど供給が切迫した状態に陥っている。
こうした事態を回避するため、代替えの「壁紙施工用でん粉系接着剤」として「ピュアラ」と「ダイレクトPRO」の使用を訴えているわけだ。
「ピュアラ」と「ダイレクトPRO」は、ともに中和剤として硝酸を使わないタイプのでん粉系接着剤である。「ピュアラ」は一般的な希釈タイプで性能も価格も同社定番品の「ルーアマイルド」「アクアマイルド」などと同レベルである。
一方の「ダイレクトPRO」は、そのまま使えるノン希釈タイプで、以前本紙でも紹介したが、専用剥離剤「下地がスッキリ」と組み合わせて使用することで壁紙の裏打ち紙がきれいに剥がせる機能も有している。
同社広報担当は、「硝酸は従来の数量を確保し安定供給ができる体制を整えていますが、今のような状況が続けば、非常に厳しくなります。ぜひ落ち着いた対応をお願いするとともに、『ピュアラ』や『ダイレクトPRO』への代替え使用もご検討いただければと思います」とメッセージを発信している。
ヤヨイ化学販売のホームページ