(株)サンゲツは、建築家 隈研吾氏とのコラボレーションによる「KAGETOHIKARI(カゲトヒカリ)」コレクションにて国際的に権威のあるデザイン賞「iF デザインアワード 2022」を受賞した。同賞の受賞は昨年の「SHITSURAHI(室礼)」に続き2プロダクト目となる。
「KAGETOHIKARI」は、 建築家の隈研吾氏とのコラボレーションにより日本の伝統美の象徴である「カゲ」と「ヒカリ」を、壁紙や床材で表現した内装材コレクション。同プロジェクトでは、「カゲ」と「ヒカリ」、その中に生まれる「移ろい」「揺らぎ」「重なり」という現象をテーマにデザインを発想。日本の伝統的な素材を用いて、卓越した技術者・職人たちの匠の技を駆使することで、商品の見た目だけでなく、手触りや奥行き、空気感を表現している。
「iF デザインアワード2022」受賞詳細(英語)
https://ifdesign.com/en/winner-ranking/project/kagetohikari/348203
「KAGETOHIKARI」ブランドサイト
メッセフランクフルト ジャパン(株)は、来る6月1日(水)~3日(金)の3日間、東京ビッグサイト西1・2ホール、およびアトリウム会場にて開催する第30回「インテリア ライフスタイル2022」の概要を紹介する、「インテリアライフスタイル2022先取りプレビュー」を4月21日(木)にオンラインにて実施した。
3年ぶりの開催となる「インテリア ライフスタイル2022」は、12カ国・地域から501社(4月21日時点)が出展、久々の開催で出展者も新製品を発表する場が限られていたことから、例年以上に新ブランド、新製品が数多く提案されることが予想される。先取りプレビューでは、その中から注目の出展者をピックアップして紹介した。
また特別企画は3つ実施される。もっとも注目が集まるアトリウム特別企画は、「Blooming」をテーマに谷尻誠氏、吉田愛氏(SUPPOSE DESGN OFFICE co.ltd.)のディレクションで行われる。小物や雑貨のデザインはちょっとした発想がきっかけになることが多い。花が咲き、新緑が芽生える花の成長の過程をイメージした企画により、新しい発想や気付きを提案する。「Blooming」には28社が出展予定。
もう1つの特別企画が「アップサイクルって何?02」。2019年に続く第2弾で、建築家とメーカーがコラボレーションし、サステナブル視点で欠かせないアップサイクルの新たな可能性を提案するもの。参加メーカーはカリモクとケイミュー。参加建築家は寺田尚樹氏、トラフ建築設計事務所、Sakumaeshima、芦沢啓治氏。
3つ目が「BESPOKE MATERIALS JAPAN」。日本の伝統・匠の技と先端技術の融合から生まれた素材をピックアップする。参加企業はイーストンテック、エレガントウッドコーポレーション、大倉山スタジオ、金照堂、スペースエムプロダクツジャパン、土佐組子。
この他、新エリアとして環境保全、アップサイクル、フェアトレードなどに対応した製品を集めた「エシカル」が登場、企業とデザイナーをつなぐ「Meet Design」も新設される。また人気のトークショー「LIFESTYLE SALON」は、自然×空間、地方×空間、子供×空間、海外トレンドの4つをテーマに連日開催される。特別企画に連動したトークショーも行われる。
なお新型コロナウイルス感染対策として、来場には事前登録が必要となる。4月21日より事前登録受付がスタートした。
「インテリアライフスタイル」公式サイト
https://interior-lifestyle.jp.messefrankfurt.com/japan/ja.html
極東産機(株)は、自動壁紙糊付機発売50周年記念プロジェクトの一環として、軽量自動壁紙糊付機「Hiβ-UNI/ハイベータ ユニ」、およびPrimeシリーズ最新機器「Prime FA/プライム エフエー」を、4月11日(月)に同時発売した。
「Hiβ-UNI」は、MASTERシリーズの軽量・コンパクトさを継承し、さらに使い勝手を向上した軽量タイプの自動壁紙糊付機。補助糊上ローラーの採用により、糊箱内のスペースを有効活用することで有効糊量が約20%アップしたほか、跳ね上げ式糊切ブラケットを採用することでテープのセットしやすさが向上、本体上部に特殊グリップ、操作ボックスに片持ち取手を採用し持ちやすさも向上した。価格は41万8000円(税別)。
一方の「Prime FA」は、末端検知機能、糊付データ(99件)をまとめて入力できるプログラムモードを標準搭載した。また2WAYロックワンタッチ開閉脚を採用、使いやすくなった。価格は37万4000円(税別)。
極東産機のホームページ
立川ブラインド工業(株)は、プリーツスクリーン「ペルレ ダブル」、「ホームタコス ペルレ ダブル」、ハニカムスクリーン「ブレア ぺア」を5月2日(月)新発売する。同時にデザイン性・機能性に優れた生地ラインナップへリニューアルする。
プリーツスクリーン「ペルレ ダブル」は、25mm幅にプリーツしたドレープ生地とレース生地を前後に配置し、生地の切り替えができる新タイプのプリーツスクリーン。前後の生地はそれぞれ上げ下げでき、カーテン感覚で使い分けができる他、二重構造のため窓まわりの断熱性を高めることができる省エネ効果に優れた製品となっている。また、たたみ込み寸法が小さく、開口の大きな窓を有効に使うことができるため、和室だけでなく近年増えているリビングの大開口の掃き出し窓にもおすすめである。
「ホームタコス ペルレ ダブル」は、ホームタコスシリーズの電動プリーツスクリーン。「ペルレ ダブル」同様、ドレープ生地とレース生地を前後に配置した製品を、リモコンやスイッチで簡単に操作ができ、手の届かない高窓や複数ある窓の操作に活用できる。さらに、 市販のスマート家電リモコン(赤外線家電リモコン)と組み合わせることで、スマートスピーカーでの音声操作や、スマートフォンを使用した外出先からの操作などを行うことがでる。
ハニカムスクリーン「ブレア」は、ハニカム(ハチの巣)構造のスクリーンを採用した製品である。生地がつくる空気層により高い断熱性を実現、冷暖房効率を向上させる。また生地の内部に昇降コードが通るため、コードを通す穴からの光漏れがなくデザイン性にも優れている。
今回新発売する「ブレア ペア」は、ハニカム生地とプリーツ生地(レース)を上下に組み合わせたもので、上下の生地の分量を調節することで光の量を調節することができる。昼間はレースで光を採り入れ、夜はドレープで外からの視線を遮りプライバシーを確保するとともに、断熱性を高めることが可能となる。
この他、大開口窓へ対応するため製作可能寸法を最大3メートルまで拡大(「ペルレ」「ペルレ ペア」)したほか、操作部品を抗菌化(SIAAマーク取得)、さらに生地ラインアップについても、ユーザーニーズの高い機能(遮熱・抗菌・UVカット)とデザイン性を充実させた。
タチカワのホームページ
ルノン(株)は、今年1月28日発売の壁紙見本帳「ルノンフレッシュ」に収録する抗ウイルス壁紙において、このほど(一社)抗菌製品技術協議会(SIAA)が制定する抗ウイルス加工のSIAA認証を取得した。
SIAA(抗菌製品技術協議会)は、適正で安心できる抗菌・防カビ・抗ウイルス製品の普及を目的とし、抗菌剤などの薬剤、加工メーカーや、試験機関などで構成された団体。SIAA抗ウイルスマークは、ISO21702法により評価された結果に基づき、抗菌製品技術協議会ガイドラインで品質管理・情報公開された製品に表示される。
今回、同社の抗ウイルス壁紙が、抗ウイルス性能と安全性について、SIAA基準をクリアし認証を取得した。
なお同社の抗ウイルス壁紙は、抗ウイルス剤を塩化ビニル樹脂層に直接配合させることでキズがつきにくいメンテナンス性に優れた「抗ウイルス壁紙<練り込み>撥水・表面強化タイプ」(RF-8330~RF-8333)、抗ウイルス剤を表面層にコーティングし不燃性能を有する「抗ウイルス壁紙<コーティング>タイプ」(RF-8334~RF-8341)の2タイプがある。価格は1000円/m。全12点。
ルノンのホームページ