(株)サンゲツは、このほど「リアテック」30周年を記念して開催した空間デザインコンテスト「CREATOR’S AWARD」の受賞作品を発表した。
同コンテストは、粘着剤付化粧フィルム「リアテック」の発売30周年を記念して行われたもので、「リアテック」を使用した実際の空間デザインを審査・表彰するアワード。2024年9月2日~12月13日の期間で作品(竣工期間:2020年1月1日~2024年12⽉13⽇)を募集、応募作品178点の中から厳正な審査を経て、最優秀賞をはじめ各賞を決定した。
最優秀賞を獲得したのは、「田中貴金属ビルディング」((株)久米設計/藤平真一氏)。コミュニケーション階段の動線にヘアライン柄のリアテックが使われたインパクトのある作品となっている。
また優秀賞は「大真空本社工場棟」((株)奥村組・エムアールスタジオ(株)/日野晃太朗氏・宮下信顕氏)、「パークホームズ堺町松原」((株)IAO竹田設計/築田良氏)が受賞した。
■受賞作品
最優秀賞「田中貴金属ビルディング」((株)久米設計/藤平真一氏)
優秀賞「大真空本社工場棟」((株)奥村組・エムアールスタジオ(株)/日野晃太朗氏・宮下信顕氏)
優秀賞「パークホームズ堺町松原」((株)IAO竹田設計/築田良氏)
審査員賞(松浦竜太郎選)「明治大学 和泉ラーニングスクエア」((株)松田平田設計)
審査員賞(山田紗子選)「東武鉄道 特急車両 SPACIA X(スペーシアX)」(東武鉄道(株)+(株)日立製作所/(株)日立製作所 研究開発グループ デザインセンタ)
審査員賞(吉田直弘選)「パークウェルステイト西麻布」((株)大林組一級建築士事務所/平賀恵子氏・西尾薫子氏・三輪丈尊氏)
ハイグラフィカ賞「社会医療法人畿内会 岡波総合病院」((株)内藤建築事務所・加藤洋光氏)
リアテックパネル賞「ザ・パークハビオ 上北沢」((株)陣設計/由田力氏)
他、入賞3点、サンゲツ社員賞1点
■受賞作品の詳細
https://www.sangetsu.co.jp/pickup/reatec30th/contest/
空間デザインコンテスト「CREATOR’S AWARD」詳細
インテリアデザイナーの飯沼朋子氏((株)デコール東京代表)による著書「イギリス人の部屋はなぜものが多くても素敵なのか」(飛鳥新社)が、3月25日(火)より全国の書店、およびネット書店で発売される(現在予約受付中)。
飯沼朋子氏は、すべてのインテリアの悩みは「足すこと」で解決できると語る。意外な考え方だが、ここにインテリアを心地よくする鍵があるという。それでは「足すインテリア」とはなにか。同書では、イギリスのインテリアの考え方をベースに、足すことで変化するインテリアデザインの真髄を、豊富な写真とイラストを用いて伝授する。
46判、248ページ。価格は1760円(税込)。
■目次
Chapter1 なぜ、「足すインテリア」を日本人に進めるのか
Chapter2 「フォーカルポイント」をつくればインテリアはうまくいく
Chapter3 あなたのセンスを「見える化」する
Chapter4 「壁」「床」「照明」「カーテン」をちょっと変えるだけ!
Amazon販売ページ
https://amzn.asia/d/f3vvkSt
飛鳥新社の詳細ページ
(株)トミタは、「KOZO VI」(3月17日新発売)にあわせて、3月18日(火)・19日(水)に東京・京橋の「tomita TOKYO」、および3月21日(金)・22日(土)に大阪ショールームにて新作発表会を開催する。それに先駆け3月17日(月)には先行発表会を「tomita TOKYO」にて開催した。
「KOZO VI」は、サスティナブルな楮と職人の卓越した技法が融合したオリジナル和紙壁紙。刷毛を幾度も重ねることで光が交差しているように見える「光華 KOUKA」、夜空に輝く月が、風になびく水面に映し出される様子を描いたデザイン「水月 SUIGETSU」、厚い氷が張った広い湖面に筋が入った様をイメージした「堅氷 KENPYO」など、素材そのものの可能性を追求すべく、従来は敬遠してきた技法や色使いなども取り入れたこれまでにないコレクション(22デザイン66アイテム)となっている。
発表会ではこれら全23デザインのサンプルを大判パネルで展示、さらに代表的なアイテムについては実際にショールームの壁面に施工し訴求している。また2階では特別展示として、トミタが輸入販売している「ZOFFANY」や「C&C」、「LIZZO」、「METAPHORES」のテキスタイルを本国のデザイナー自ら「KOZO VI」収録の壁紙とコーディネートしたパネル展示が行われている。日本の楮和紙と欧米のテキスタイルが見事に融合しており、非常に見応えのある展示となっている。
■「KOZO VI」新作発表会
東京 3月18日(火)・19日(水) 会場:tomita TOKYO
大阪 3月21日(金)・22日(土) 会場:大阪ショールーム
トミタのホームページ
(株)サンゲツは、国立科学博物館とのコラボレーション壁紙「Day and Night Science Museum」において、優れたデザインと品質を評価するアワードとして広く認知される「iFデザインアワード 2025」を受賞した。
受賞した「Day and Night Science Museum」は、国立科学博物館の貴重な標本・資料を素材に、研究者監修のもと、「四六時中・サイエンスミュージアム」をテーマにデザインした壁紙コレクション。ラインアップは、「DINOSAURS(恐竜)」、「BIRDS(鳥類)」、「PLANTS(植物)」、「MINERALS(鉱物)」、「ROCKS(岩石)」、「WHALES AND DOLPHINS(海棲哺乳類)」、「BEASTS(陸生哺乳類)」の計7柄。実際に博物館にいるかのような体験ができる、知的好奇心をくすぐる新たなウォールアートとなっている。
なお同社の「iFデザインアワード」受賞は、「SHITSURAHI(室礼)」、「KAGETOHIKARI(カゲトヒカリ)」、「MEGUReWALL(メグリウォール)」に続き、「Day and Night Science Museum」が4回目となる。
「Day and Night Science Museum」特設サイト
https://www.sangetsu.co.jp/pickup/kahaku/
サンゲツのホームページ
(株)サンゲツは、3月6日、東京・内幸町の日比谷パークフロント12階「PARCs Sangetsu Group Creative Hub」において「サンゲツデザインアワード2024」の最終審査会、発表授賞式を開催した。
今回はJoy of Designをテーマに、応募総数528点の中から、第一次審査を通過したファイナリスト16作品(うち6組が学生)の製作者がプレゼンテーションを繰り広げた結果、最優秀賞には、『PACROUGH block』((株)坂井印刷所 金丸萌氏、吉田大貴氏、サンゲツ社員賞とのダブル受賞)を選出した。
「PACROUGH block」は、パッケージの印刷工程で発生した廃棄予定の厚紙を細かくチップにして再構築した室内装飾用タイル。紙の質感も印刷カラーも後加工もそのままエッセンスに、温かみのある材質と素朴なテクスチャ、使用した紙チップごとで異なる表情を楽しめるものとなっている。
また優秀賞に『うみのカケラ』(北村さくら氏)を選出したほか、特別賞として下記の4作品を決定した。
・コミュニケーション賞『対話する壁/Dialogic Wall』(A+M 阿蘓俊博氏、瀧澤仁奈子氏)
・アイデア賞『WALLSCAPES −お隣さんと積みあげる尾道の未来−』(谷卓思氏、岡本一希氏、岡崎友洋氏)
・作家賞『Light waterfall』(Daniel Campbell氏)
・ドリーム賞『いぬ』((株)ライドウェイブ 矢冨忍氏、大宮あずさ氏、田口雅浩氏)
最優秀賞を獲得した『PACROUGH block』((株)坂井印刷所)
最優秀賞を獲得した『PACROUGH block』((株)坂井印刷所)
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