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インテリア文化研究所「デジタルプリント商材の統括と展望」を発表

2015.12.13

インテリア文化研究所(本田榮二代表)は、「JAPANTEX2015」でも話題になったデジタルプリント商材の総括と今後の展望について発表した。
インテリア業界のデジタルプリント技術への期待の高さは、(1)ジャパンテックスで初めてデジプリ・エリアが設けられ22社が出展、(2)イベントコーナーで9回実施したデジタルプリント壁紙の施工実演が毎回満席、(3)初日開催のデジタルプリント壁紙をテーマにしたパネルディスカッションに220名が参加という3点からもうかがい知れる。
本田代表は、「デジタルプリント商材が普及するのは確実だが、ステップ・バイ・ステップで不均等に発展する。第1段階は壁紙で、フリースの防火基準やホルムアルデヒド規制クリアーの目途が立ったので来春から本格化する。先行するのはサイン業者の可能性が高い」と述べている。さらに「壁紙の次は、ロールスクリーンやカーテンなどウインドウトリートメントとカーペットが本格化する」と予測、それを裏付けるように、「JAPANTEX2015」ではエプソン販売が昇華転写型インクジェットプリンター(IJP)で山本寛斎デザインの柄を印刷して注目を集めた。IJP導入済みの機屋は開発に全力投球で、来年の夏から秋発売の各社カーテン見本帳に収録される見通し。
本田代表は、「表面が壁紙のようにフラットな1次元構造から、カーテン・カーペットなど織組織やパイルを有する二次元、三次元構造の商材順に進むのは、技術史の観点からも当然で、カーペットがアンカー役になる可能性大」と述べている。さらに「カーペットは、イメージ・マジック社に象徴されるラグやタイルカーペットなど多品種小ロット生産とオーストリアZimmer社クロモジェットを駆使する少品種大ロット生産に2極化する。クロモジェットの最新鋭機は800シリーズで山本産業が導入。来年には本格稼働させ、ブランドメーカーに供給するので競争は激化する」と予測している。

本田代表は、「デジタルプリントは印刷版を必要とせず、使用する色数や柄リピート、生産ロットに制約されないので、印刷スピードがアップしてコストが下がれば全面的に普及するのは確実。そうなるとコンテンツ勝負になり、デザイナーの役割はますます重要になる」と結論付けている。

インテリア文化研究所のホームページ
http://interior-culture.jimdo.com/

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