トーソー(株)は、さる10月26日(金)、ヒューリックホール浅草橋で開催した「with Curtains(ウィズカーテン)2018」の様子を、このほど特設サイトにて公開を開始した。
同イベントには、439名が来場、参加企業8社それぞれが新作ファブリックの特徴やコーディネート例などをプレゼンテーションした。特設サイトではその様子を閲覧することができる。
公開内容は、スミノエ、フジエテキスタイル、川島織物セルコン、リリカラ、アスワン、サンゲツ、トーソー/サイレントグリス、シンコールインテリア、五洋インテックス(発表順)のプレゼンテーション、および展示解説(大場麻美氏/(一社)テキスタイルデザイン協会副理事長)、特別講演(テーマ「国内ホテル施工事例とピックアップブランド最新コーディネート」)など。当日配布された参加8社の展示内容をまとめたコーディネートブックも公開している。
「with Curtains 2018」特設サイト
http://www.toso.co.jp/with_curtains/index.html
インテリアコーディネーター・三宅利佳氏(jayblue主宰)とカーテンショップオーナー・吉川信也氏(シービーソウム)の共著によるカーテンのデザイン集「Windows story インテリアコーディネーターがつくる72のカーテン」が、このほど電子書籍(Kindle版)として発刊した。
同書は、古典的スタイルではなく、自由な発想で一般家庭にも広く取り入れられる新しい72のカーテンスタイリングを、遊び心のあるユニークなタイトルと文章、そして大きなビジュアルによって紹介する新感覚のカーテンスタイルブックである。
スタイリング紹介の他、カーテンに関するコラムやカーテンを題材にしたミニ小説、さらに2人の仕事内容や普段使用しているおしゃれなツールなども紹介する。
オールカラー108ページ。価格は500円。今後は紙媒体としての発行も計画しているとのこと。
トーソー(株)は、「窓辺の家具」をコンセプトに、天然木の美しい木目を生かしたウッドブラインドの新シリーズ、および新ラインナップを、12月3日(月)に新発売する。
新製品では、そのコンセプトである「窓辺の家具」として、上質な家具が木目の表情を大切にしているように、木の質感をうつくしくみせるためにスラット幅を50ミリに統一した。
その中でも天然木の魅力を最大限に引き出すのが、「桐」(きり)、「アース」の2シリーズ。「桐」は木目が美しい桐素材のウッドブラインドで、軽くて操作がしやすく和洋どちらの空間にもマッチする。一方「アース」は、自然の木そのままのようなナチュラル感が魅力のブラインド。表情が1つひとつ異なる無垢材ならではの明るい空間に仕上がる。
また、こだわり派に向けたデザインシリーズとして、エイジング加工を施した「ヴィンテージ」には大人っぽいダークな「ブルックリン」を追加、「スタンダード」にはトレンドカラーとしてピュアホワイトやグレイッシュなど新カラーを増強した。さらにコントラクト向けに、従来の防炎・耐水シリーズから耐水機能を省いて、防炎シリーズとしてリーズナブル価格で新発売する。
この他、高さ調節機能、ブラケットカバー、小窓対応など納まりや使いやすさを考慮した便利な機能が加わった。
トーソーのホームページ
http://www.toso.co.jp/
(一社)日本壁装協会は、壁紙の貼り替えを促進するプロモーション活動として「Re壁」(リカベ)を2015年より展開しているが、4年目の今年は一般ユーザー参加型企画として「Re壁チャレンジ」を実施する。
「Re壁チャレンジ」とは、一般ユーザーから参加を募り、実際に壁紙を張り替えてもらい、その感動の声をインタビュー形式の記事としてホームページやSNSなどで発信するというもの。参加者は年内に4組、来年3月末までに4組、計8組募集する。材料費、施工費は1部屋分提供する。
その募集に先立ち、同協会では一般ユーザーに目線が近く、かつ影響力、拡散力のあるインフルエンサーに「Re壁チャレンジ」の参加を依頼、壁紙選びから施工などの様子を動画や記事などにまとめ、11月12日(月)より公開を開始した。参加したのは、インスタグラムで8万4200名のフォロアーを持つchiaokingさんと、同じく14万1000名のフォロアーを持つyukiko_ismartさんの2名。
玄関とリビングの壁紙を張り替えたchiaokingさんの様子は、動画サイト「NEWS TV」に掲載、居室とトイレの壁紙を張り替えたyukiko_ismartさんの模様はニュースサイト「BRAND TIMES」に掲載されている。もちろん、それぞれのインスタグラムにも投稿されている。
今後、このインフルエンサーの拡散力を利用し、広く一般ユーザーに「Re壁チャレンジ」を告知し、一般ユーザーの参加を広く募集する。
「NEWS TV」Re壁チャレンジ動画
https://news-tv.jp/_ct/16958994
「BRAND TIMES」Re壁チャレンジ記事
https://brandtimes.jp/companies-post/rekabe/
「Re壁」公式サイト
https://rekabe.jp/
(一社)日本壁装協会は、11月5日(月)、東京・霞が関の霞が関コモンゲート西館37階にて、第9回「壁紙の未来を考え行動する会」を開催、150名を超える壁装業界関係者が集まるなど大盛況だった。
3部構成で実施された同会は、まず協会活動報告として、「Re壁プロジェクト」「ワコアフリース」「壁紙施工講習」の進捗状況が報告された。今年で4年目を迎える「Re壁プロジェクト」では、実際に8組の一般ユーザーに壁紙のリフォームを体験してもらうための企画「Re壁チャレンジ」を計画、その内容が報告された。また「ワコアフリース」では佳境に入った開発の現状が紹介され、いよいよ壁紙メーカーでの実際の商品開発の段階に移行しつつあるとの報告がなされた。「壁紙施工講習」については、施工管理委員の前田氏より全国で実施された講習会の状況が報告された。
続いて第2部では、(一社)日本インテリア健康学協会の尾田恵代表理事を講師に迎え、「インテリア健康学と環境づくり〜健康からインテリア計画を考える〜」と題した基調講演が行われた。光過敏による偏頭痛などが増加している中、インテリアをデザイン性だけでなく、健康・医療に役立てるという「Active Care」(アクティブケア)という考え方を、壁装を軸とした施工例を見せながら解説した。インテリアの持つ新たな可能性に、参加者の多くが興味深く聴講した。
そして第3部では、「魅力ある業界づくり」をテーマに、製造、流通、施工、インテリアデザインという壁装市場を構成するポジションのパネリスト6名(松澤博司氏・(株)デコリア代表取締役/篠田雄一郎氏・(株)シノダ代表取締役/難波由郎氏・中村表装(株)営業一部部長/江口惠津子氏・(株)ヴェルディッシモ代表取締役)/尾田恵氏・(株)菜インテリアスタイリング代表取締役/安田正介会長/コーディネーター・本田榮二氏・インテリア文化研究所代表)によるパネルディスカッションが行われた。壁紙市場の課題、例えばユーザー認知度の低さ、白い壁紙ばかりが採用される現状などを踏まえ、いかにしてその現状を打開していくのか、さまざまな観点から熱く議論された。終了後は懇親会が行われた。
日本壁装協会のホームページ
https://www.wacoa.jp/